Integration Studioを使えば、.NETの.dllファイルからメソッドをライブラリとして取り込めます。
半角/全角を変換するActionが見当たらなかったので、.NET製の外部ソースを取り込んで、Actionとして定義してみます。
取り込むソースは、DoboWikiにある、kanaxs バージョン1.0.0とします。
URL https://wiki.dobon.net/index.php?free%2FkanaxsCSharp
.NETのサンプルソースを昔から公開されているDOBON.NETの関連サイトのようですね。
ライセンスは修正BSDだそうです。
Table of Contents
Visual Studioでdllとしてビルド
Visual Studio を起動し、ファイルメニュー>新規作成>プロジェクトと選択。
テンプレートはVisual C#の.NET Standardを選択し、クラスライブラリを作成。
ダウンロードしたkanaxsのソースコードを作成したプロジェクト内に配置(下の画像は例)し、リリースビルド。
Integration Studioでdllを取り込む
Integration Studioを起動したら、File>Newを選択し、自分のPersonl Environmentに接続。
作成されたExtensionのActionsを右クリックして、「Import actions from .NET Assembly」で取り込めます。上でビルドした結果の.dllファイルを選択してください。
.NETクラスが継承元から持ってくるメソッドは不要なので、チェックを外して、必要なもののみチェックして取り込みます。
パブリッシュして、アプリケーションに追加
取り込みが終わったところ。取り込んだ.NETのクラスメソッドは、Actionsの下のServer Actionとして表示されています。
Description等を定義したら、1-Click Publishして接続している環境へ発行。
テスト
発行したExtensionは、普通のモジュールと同じようにManage Dependenciesで参照できます。
ちょっとみにくいですが、「11aaAA」(半角と全角で1, a, A)を並べたものを、「ToZenkaku」Server Actionにかけた結果を、Inputの下に表示しています。
予定通りに半角を全角に変換できるようになりました。