2024/07/25 (木) にあったOSUG Tokyoのイベントで登壇してきたのでその関連情報をメモ。
今年はDeveloper Days Tokyoに続いて2回目。オンラインイベントで、Zoomに接続していたユーザー数は60人を超えていた。
Product Update
いくつか新しい情報があった(こういう情報は確定ではない点には注意を)
- ODCのSelf-hosted版は10月にはEAPが始まるとか
- ODC版のAI Mentor Studioがリリース間近
- O11からODCへの移行ツールは最初のものが間もなく出る(小規模向け)
- Event Driven Architectureの予定の中に、Database Eventsというものがあった(たぶん)
- Data Fabricの予定の中にSAPのBAPIがあった
セッション:設計例 (ODC) : EventでUI から重たい処理を切り離す
以下は当日使ったスライド。
ざっくりODCのEventというものを解説し、Eventの利用例として、UIからリクエストされる重たい処理をバックエンドに逃がす、という設計例の説明をしたもの。
Eventは2024/03にリリースされたODCの新機能。
リリース時に検証してQiitaにまとめた記事:Event Driven Architectureが発表されたので触ってみる
O11でいうと、Light BPTに近い使い方ができる。
ちなみに、上にも書いた、Database EventsというものがODCに実装されるとすると、それはほぼLight BPTと機能がかぶるのではないだろうか。
これを書いている2024/07/30にちょうど、Workflow機能がリリースされた(GAになった)。ODCのWorkflowは機能がほぼO11のBPTなのだが、起点がEventになっている。つまりEventの用途が1つ増えた。
その他
OutSystems導入プロジェクトでE2Eテストを導入するなら、既存のメンバーのスキルセットにもよるが、mablのようなローコードでテストを書けるツールは望ましいと思った。
OutSystemsによって、せっかく開発に必要なスキルレベルを下げているのに、E2EテストをJavaScriptなどで書かなければならないとするとちぐはぐな印象。
mablには、OutSystemsと違って無償で自由に試せる環境がないので、プロジェクト外で探求できないのが残念な点。