Feedbackをデータとして取得するForgeコンポーネント

2019/03/17 出力情報のタイムゾーンはSite Propertyで変更できることをコメントで教えていただいたので補足しました。

OutSystemsには、ユーザが各アプリケーション内からフィードバックを送信できる機能があります。送信されたフィードバックを一覧するためのアプリケーションは公式提供されているのですが、別ファイルに一覧として出力する機能がありません。

今回紹介するForgeコンポーネントは、集められたフィードバックをExcelに一覧出力する機能を提供します。

Feedback Excel (Version: 1.0.1)

動作確認環境
Platform Version:11.0.108.0
Service Studio Version:11.0.208.0

フィードバックとは

フィードバックは指定したユーザに、アプリケーション内からフィードバックを送らせてサーバに蓄積する機能です。

LifeTimeからフィードバック機能を有効にされたアプリケーションで送れるようになります。

設定方法は次のリンクを参照:https://success.outsystems.com/Documentation/11/Managing_the_Applications_Lifecycle/Gather_User_Feedback/Enable_User_Feedback_for_Applications

ECT_Providerと言うモジュールを開くと、以下のように各ユーザーのフィードバックが一覧表示できます。

Feedback Excelの機能

①フィードバックを一度でも送信されたことのあるアプリケーションが表示されます。

②①で選択されたアプリケーションで送信されたフィードバックが一覧表示されます。

Submittedは送信された日時ですが、タイムゾーンがUTCです。

(2019/03/17追記)

Site PropertyにOffsetHoursと言う設定があります。UTCからのオフセット時間を数値で指定します。日本時間にするためには、ここに「9」を設定することで補正ができます。

StatusはOpen/Closedの2種類。公式のフィードバック管理モジュールであるECT_Providerで設定した値です。

③画面で表示されている内容がExcelファイルとしてダウンロードされるボタンです。

内部的な動作の仕組み

実は、送信されたフィードバックは、ECT_ProviderモジュールのEntityに格納されています。そのEntityを参照に追加して、普通のアプリケーションと同じように検索することができます。

ECT_ProviderのFeedbackとFeedbackExtです。

Service StudioのView Dataで確認すると、やはりFeedbackの方がメインのEntityのようです。URLを取得するためにFeedbackExtを使っています。

ECT_ProviderモジュールのActionを見ていると、自分でフィードバック送信機能を作れそうなものが含まれています。どうしてもそうした機能を作る必要があれば、このモジュールを研究してみる価値がありそうです。

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コメント

  1. Moriya Takasi より:

    ご紹介くださっていたんですね。ありがとうございます。
    Feedback Excel の出力日時の時差は、Service Center で Site Property「OffsetHours」を設定することで、調整することができます。Forge のダウンロードページに貼ったスクリーンショットをご参照ください。

  2. jyunji.watanabe より:

    ありがとうございます。
    日本時間なら9ですね。
    記事中に補足を入れておきました。