昨年10月に行われた、OutSystemsのイベントNext Step 2019ですが、セッションのビデオが公開されています。
その中からAI関係のセッションを紹介します。
How to Be More Productive With AI Development Assistance
OutSystemsの開発ツールをAIで支援する話題。
動作する仕組みの概要も紹介されていました。
開発中のプログラムについて、よくある実装を提示してくれるので、OutSystems開発初心者の学習にも役立ちますね。
また、この機能は、Next Step 2019の他のセッションでもよく使われていました。
すでに、Personal Environmentで使えるようになっています。
Service Studioに搭載されるAI支援開発
- Flowの線をクリックしたり、If等から線を引っ張るときに、次に行う操作の候補がポップアップ表示される。選択した候補は自動でモデル内に配置される
- 可能な場合は、配置した要素のプロパティも自動入力
- 表示される候補は1-6個(次に行う操作について、AIの判断結果に確信があると選択肢が少なく表示される)
- 判断に使う(AIの)モデルは週次で更新される
How to Create Rich, Conversational Experiences With Chat and Voice
こちらは、AIをアプリケーションで利用する方法のセッションです。
前半は、AIのユースケースの紹介です。下に行くほど手間がかかる。
- Conversational Experience(Q&Aなど)
- パッケージ化されたCognitive Services(よくある、SaaSなAIを直接使うものと思われます)
- 自前のデータを使ってAIモデルを訓練して使う
後半は、実際にAIを使ったアプリケーションをOutSystemsで作る手順のデモになっています。
チャットボットや、Excelで持っているデータを使ってQAを行うなど。
How to Create Smart Apps With Text, Speech, and Images
これも、「How to Create Rich, Conversational Experiences With Chat and Voice」と同じAIの利用に関するセッション。
前半は、上記セッションとほぼ同じ。
後半のデモは、話している内容をテキストに変換する、重要なフレーズを強調する、話者の感情を推測する、画像を分類するといったサービスの利用例。