の続きです。
公式ドキュメントによると、以下の要素が複数言語対応機能による自動的な置き換えの対象す。
- Text要素
- Title
- Labelプロパティ(ボタン類、Process、Process Activity)
- Human Activities(Processのユーザ操作を表す要素ですね)のInstructionsプロパティ
- Linkウィジェットの文字列
- Combo BoxウィジェットのSpecial List/Optionプロパティ(未選択を表す選択肢などに使うものです)
- ユーザに表示するMessage(検証など)
- Expressionウィジェットの文字列
- 画像
- Static Entity
この中から前回記事で確認しなかったいくつかの要素を確認してみます。
Static Entityの多言語対応
Static EntityのRecordにあるLabelプロパティは多言語化可能です。
翻訳テキストの設定手順は他の多言語化対象と同じです。
- (Data)Multilingual Localesを右クリック
- Edit Translations…
- Static EntityのRecordsにRecord定義があるとそのLabelが表示されるので、Behavior列をTranslateに、Translation in 列を翻訳後の文言に設定
ロケールが日本語の場合に以下のように表示する画面が
ロケールを英語(翻訳設定をした言語)にすると、
Static EntityはMore…プロパティから開くダイアログで以下の部分がチェックされていないと翻訳されません。
画像
命名規則に従うと、Service StudioがLocaleを判断して自動設定してくれます。
<image name> + ‘.’ + <language locale> + ‘.’ + <image extension>.
画像は、Interfaceにある、Imagesフォルダに登録します。
先に登録しておいたデフォルトロケール用の画像を右クリックして、「Add Localized Image」を選択し、上記フォーマットに従ってつけた名前のファイルを登録します。
(デフォルト画像が、test.pngであれば、test.en-US.pngのようにします)
Localeが名前から自動的に推測されて設定されました。
Image Widgetにtest.pngを配置して動作確認してみましょう。
赤一色の画像がtest.png、緑一色の画像がtest.en-US.pngです。
デフォルトのロケール(ja-JP)
英語のロケール(en-US)