OutSystemsでテーマを設定して、技術的な話題を深堀りするのがTech Talk。
Kubernetes
Managing Kubernetes Implementations at Scale
OutSystemsのTech Talkだが、OutSystemsの話はあまりなく、純粋にKuberentesについての概要だった。
一般的なKubernetesの話の後でちょっとProject Neoの紹介があり、その中でElastic Kubernetes Serviceを使っていることを説明している。
PWA
How to Leverage PWAs for Fast and Easy Digital Customer Onboarding
動画内でも説明されているが、PWAはWebの技術を使って作られ、Web経由で配信され、端末内にインストール的なことができるアプリケーションの種類。OutSystemsではモバイルアプリケーションを作ってスイッチを入れるだけでPWAになる。
なぜPWAが重要なのかの説明。Webのトラフィックの比率を示してモバイルの重要性が高まっている、操作の少なさなどが顧客の獲得に必要なのでストアからのインストールが必要ないPWAがよいといった感じ(他にも良いことは挙げられていた)。
RWAとモバイルのいいところどりとしてPWAがありますよという紹介だった。
最後には、OutSystemsで作られたPWAアプリケーションのデモ(動作のみ)。
技術的負債
Best Practices to Avoid and Mitigate Technical Debt
技術的負債の話題……と見せかけて、最後に出てくるArchitecture Dashboardの紹介がしたかったのだと思われる。
技術的負債は、開発速度を品質よりも優先することで発生する、修正にかかる余計なコストといったもの。動画中では、「Additional cost to align application to NFR」「Maps to the cost of refactoring to meet NFR」と紹介されている。NFRは非機能要求なのでちょっと違和感がある。
Technical Debt Quadrants(技術的負債の4象限、と訳せばよいのか?)という概念が紹介されている。技術的負債をRecless(無謀)/Prudent(慎重)とDeliberate(意図的)/Inadvertent(不注意)の2軸で区切られた4象限に整理し、どの象限におちるかで対処の優先度が変わるものであるらしい。
オリジナルは恐らくMartin FowlerのTechnicalDebtQuadrantだろうか。後で読んでみよう。
もう1つの話題として、大規模なOutSystemsアプリケーションを扱うためにCoE (Center of Excellence) 組織を立ち上げようというものもあった。CoEを立ち上げることによって、リリースまでの期間が半分に、ユーザーの受容が30%以上、再利用性が4倍以上に上がり、リファクタリングの必要が半分になる、とのことだが根拠は不明。