ArcGISのポータル(Online/Portal for ArcGIS)に載せたコンテンツを共有するWebアプリケーションを簡単に作れるWeb AppBuilder for ArcGISが3次元に対応した(まだベータだけど)ということで動作を確認してみました。
情報元
ESRIジャパン公式ブログです。
Web AppBuilder for ArcGIS(Developer Edition)バージョン 2.0 をリリースしました!
動作のチェック
ローカルに置いた「Web AppBuilder for ArcGIS (Developer Edition)」のアプリ新規作成画面で、「デフォルト(3D) – Beta」を選択して作成。
開くと地球儀がブラウザ上に表示されます。
操作方法自体は2Dの時とだいたい同じ。
2Dの時と違うのは、「マップ」の下が「Webシーンの選択」となっているところです。
シーンというのはArcGISで作成できる3次元の地図のことですね。
今回はどんなものか見たいだけなので、「Webシーンの選択」→「パブリック」→「ArcGIS Online」と選んで公開されているシーンで動作を確認しました。
http://www.arcgis.com/home/item.html?id=94e00add11334767afb0abdce49c9a43
(シーン作成の手順も上記リンクに書いてあります)
パブリックなシーンを見るとやはり建築/土木テーマと思われるのが多いみたいです。
どのテーマを選ぶかにもよりますが、地図上のカーソルがあった場所の高度、視点の高度が表示されます。別に2次元の地図でも高度指定はできますが、視覚的に確認できるのが、業務によっては重要かもしれませんね。
ちなみに、属性としての高度さえあればよいのなら(視覚でわからなくてもいいのなら)以前からArcGISではz値を設定し、API等でその値を利用できていました。
開発について
公式ページ:https://developers.arcgis.com/web-appbuilder/guide/3d-development-guide.htm
あまり特別な情報はないようですが……。
前提としているArcGIS API for JavaScriptのバージョンが、2Dが3.16であるのに対して、3Dが4であることが目立った違い(2016/5現在)。
たぶんAPIのバージョン4が3D対応を強化したバージョンだからでしょう。