OutSystemsを学習するには(2022/8時点)

基本はGuided Path

他の開発言語・環境で開発経験のある人がOutSystems開発を学習する際は、公式に提供されているGuided Pathという無料の動画のコースを(演習まで含めて)やりきるのが基本的な対応。メンバーとして参加するのであれば、これで十分。

以下のURLに開発対象や技術分野ごとにGuided Pathが挙げられている。

全部英語ではあるが、初心者向けのものについては、日本語字幕・日本語演習教材が利用可能。

https://www.outsystems.com/training/Learn_LearningPaths_List.aspx

基本的には、Becoming a Reactive Web Developerを、モバイルアプリケーション開発もする可能性があるなら、Becoming a Mobile Developerを追加でやるとよい。

Becoming a Traditional Web Developerというものもあるが、これは古いWebアプリケーションの種類。今でも作成可能なので、参画するプロジェクトによってはこちらが必要になることもある。判断基準はプロジェクトで使うWebアプリケーションの種類を聞いてTraditional Webである、あるいはOutSystems 10環境であればこちらを選択することになる。

認定試験を取得する

Guided Pathに加えて、Associateレベルの認定試験を取れるだけ勉強するとなおよい。

詳しくは、OutSystemsの試験に必要な準備に書いたが、対策としては以下のようなことをすれば十分。

  • Guided Pathを一通りやるだけでなく、コース内の概念や手順等はきちんと覚える
  • https://www.outsystems.com/certifications/ からダウンロードできるzipに含まれる試験詳細のPDF(Detail Sheet)を開き、試験の準備 > オンラインリソースのリンク先も同様に抑えておく
  • 同じくzipのサンプル問題のPDF(Sample Exam)はすべて解けるようにしておく

講師がつくBootcampもある

こちらは有料。OutSystemsのパートナーが提供する講義と演習・認定試験の受験権がセットになったもの。

例えばReactive Web Appの対応したコースとして、以下のコースがある。

OutSystems Reactive開発ブートキャンプ

対面での説明を受けたい、質問したい、という場合はこちらを検討する。

開発経験が無い人は?

そもそも開発経験が無い人向けのコース・教材は私の知る限りない。

OutSystemsの技術要素については、上の認定試験に合格する対策を打てば、開発メンバーになるのに十分な知識は身につくと思う。

難しいのは、要件定義、仕様の調整、設計、プロジェクト内での振る舞い、テスト、ドキュメントなどの経験がないと身に着けにくい部分で、これを補えるような書籍やコースが恐らくない。受け入れるプロジェクト側で指導者をつけて経験を積んでもらう以外にはおそらくないかと。

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