読書メモ:ITエンジニアのゼロから始める英語勉強法(日経BP Next ICT選書)

マイクロソフトの牛尾さん(今は米国で働いているようです)が数年前に書いた英語学習法の本。ジュンク堂で何度か見かけて気になっていたのだが、Kindle Unlimitedになっていることに気づいて読んでみた。

読む前の期待

ほとんど英語ができないところから、8ヶ月でカンファレンスで英語でスピーチし、Q&Aもこなしたという著者の勉強法が載っているということなので。

英語の訓練が停滞しつつあり、またそろそろ英語を話す訓練に力を入れたいので、なにかヒントが得たい。

著者ブログ(更新はやめてしまったらしい)の書籍紹介ページ:アジャイル的英語勉強法テロ書籍の発売の裏話について

この本を書いた後も訓練と方向転換を繰り返した様子が見られる。興味深いのは、つい1年くらい前にまた、この本でやっているような音声重視の勉強に戻っているらしいことか。

学習方法を変える

かつて効果のあった方法でも続けていると、やがて効果を感じられなくなる日が来る。そのタイミングで、学習方法は変えたほうがいいということを書いている。

これは、自分の経験でも何度かあった。瞬間英作文、音読などで急激に英語能力が上がる、という経験をした後にしばらく停滞した。その後、

  • スタディサプリEnglishのTOEIC対策コースで文法講座を100時間くらいかけて瞬間英作文方式でつぶした
  • 英語の技術文書を積極的に読むようになった
  • カランメソッドをはじめて英語を発話してみるという経験をした
  • オンラインの添削サービスで本や検索を駆使して英文をでっちあげる経験をした

ときに、はっきりとブレークスルーを感じた。つまり、この間何度も停滞した。

ということで、自分の経験からも、ある学習方法から十分な果実を得たら次の方法に向かったほうが良さそう。

そのタイミングとして

今振り返ると、ピボットが必要になるのは、自分が「楽しい」と思わなくなるタイミングだった。多少ハードでも実力の伸びを実感できているときは「楽しい」し、伸び悩んでいると「楽しい」と思わなくなる。(Kindle版での位置: 2,684)

があげられている。訓練なので楽しいと感じるのは難しいが、効いているな、と感じている間はさほど苦痛ではない。苦痛を感じるようになったら、訓練法を変えるというのは重要そう。

TODO:これまでと違う訓練を取り入れる(QQEnglishでとにかく発話機会を増やすカリキュラムをどんどん受講する)。また、今後も苦痛を感じるようになったら訓練方法を変える意識を持っておく

ボキャブラリ

ボキャブラリを増加させる方法として、①英語絵本やGraded Readerの多読(英英辞書を読めるレベルまで)と②スーパーメモ(要するにAnkiなどの忘却曲線を考慮して出題してくれる単語帳アプリ)の利用が挙げられている。

①はすでに英英辞書読むのに苦労しないので置いておくとして、②はずっとやろうと思いながら先送りしていた方法。著者の方法全体を通して言えることだが、音声を重視しているため、発音記号や音声がついている電子辞書で調べて一緒に覚えるようにする。

実際に出会った単語について、出現したコンテキスト(前後の文章)と一緒にスーパーメモに記録していく。

TODO:技術調査中に見かけた単語や、OutSystems関連のビデオで出会った単語をどんどん登録していくことにする。また、登録する材料を増やすため、技術文書(仕事のため)とニュース(TOEIC S&W受けるため)を読んでいく

自然な英語音声に触れる機会を増やす

本当は英語の映画を音声を重視して繰り返し見ることが勧められている。実際効くような気はするが、ストーリーのあるものを見ると疲れるので、

TODO:OutSystemsや関連する技術関連の動画を繰り替えし視聴する

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