2024年10月に開催されたONEの動画が公式サイトにだいぶ揃ってきたので、、いくつか見ていきたい。
今回は、OutSystems 11で作成済みのアプリケーションをODCに移行するテーマのものを対象にする。
Migrating a Large Traditional Web Factory to an ODC-ready Architecture in a Year
現にユーザーが使っているTraditional Webアプリケーション群を1年かけてODCに移行できる状態まで持っていく、というプロジェクトでどうやったか、そこから学んだものを共有するセッション。対象の環境にはScreenが700以上あったらしいのでなかなかの規模。
ODCに移行する第一の理由は、「Traditional Web(というかOutSystems 11)が廃止されるから」。また、Traditional Webで作ったアプリケーションを運用しているユーザーは意外と多いと思うので、このセッションのテーマがピッタリ、という環境は多そう。
当然のことだが、こういうプロジェクトには移行元のTraditional Webと、移行先、両方のアプリケーション開発を知っている人が必要になる 。
Traditional Webのアプリケーションを一旦、Reactive Web Appに移行し、次にODCと調和するアーキテクチャ(マイクロサービス)に変更してから、ODCに移行するという手順。
Traditional Webからの移行を支援するツールとして、Traditional Webアプリケーションを読み込んで、対応する画面要素等のスケルトンを持ったReactive Web Appを生成するツールがある(これから出てくる?)らしい。このツールを使うと体感で口数が三割源くらい期待できるとか。
The Future of the OutSystems Platform: Navigating from O11 to ODC
O11利用中のユーザーに、いつどうやってODCへ移行するかを解説するセッション。
主に移行を支援するツール類の紹介。
- 移行方法は規模によって2つに分かれる
- 300 AO程度までの環境向けのワンショットアプローチ(SQL Server利用環境向けのものがもうEAP? 中?)
- 大規模環境むけは、O11のアプリケーションは運用しつつ、徐々にODCに移していくアプローチをとるらしい
- セッション中のスクリーンショットからは、ODC Portalのタブの1つとして移行ツールが出てくるように見える
- 移行ツールにかけても直接ODCにPublishするのではなく、一旦ファイルとしてダウンロード後、ODC StudioでひらいてPublishする形式を取るようだ
- 目視による確認と手動での修正は必須
- (簡単な)BPTの移行ツールが年末(年末って今か)?
- 簡単なTraditionalの移行ツールも予定されている(これは↑のセッションで紹介されていたものか)
- 2025年前半大規模ファクトリー 向けのツール予定
ODC Coexistence (2024/12/06時点では動画は未公開っぽい)
(公開されたらチェックする予定)