スキルトランスファーの例(OutSystems 10環境)

OutSystemsバージョン10で規模の大きめの開発をしていたチームでのスキルトランスファーの例です。

部品開発や技術支援等を提供するCoEチームメンバーへの支援の一環として、簡単な資料を作り、各回30分程度説明を行いました。

CoEチームメンバーなので、部品提供・目前の支援対象で必要な技術要素・トラブルシューティングに必要な知識を選択しています。

このように、Q&A対応や部品開発等で入った環境で、他メンバに必要な技術要素を抜粋して解説するサービスがスキルトランスファーです。要望によってはもっと長時間の講義等も対応します。

UI Pattern

OutSystemsが標準提供するWidget集です。

バージョン10なのでSilkUI(11ならOutSystemsUIが対応します)がどういうものか、作りたいUI要件を満たすWidgetの探し方などを説明しました。

可能な場合は、提供されている部品を選択するのも生産性向上には重要です。

Web Block

部品提供したり、支援先アプリケーションでUIの共通部分はWeb Blockになるので、その概要と作り方について説明しました。

特に複雑なJavaScriptをラップする部品はできるだけ慣れているメンバー(この場合はCoEメンバー)が対応した方が良いと思います。

開発者ツール

OutSystems開発で対象としていた標準ブラウザのデバッグ用ツールです。

トラブルシューティングや仕様の確認に必要なため基本的な使い方を一通り説明。

JavaScript

OutSystems開発でJavaScriptを利用するいくつかのパターン(Expressionに記述、モジュール等のプロパティに記述、ファイルを参照、Web Blockにラップなど)を実装方法まで。

開発者視点でのデザイン

Columnシステムの説明(デフォルトで画面を12列に分割するあの仕組みのことです)、CSSをモデルに適用する方法、プロジェクトでの使用例の説明。

SOAP

目前にSOAPを使う開発要件があったため、OutSystems開発でのSOAP利用方法を解説しました。

モバイル

それまでは、Web(バージョン10なのでTraditional Webです)のみでの開発を実施していたため、モバイルでどこが変わるのかを中心に説明。

多言語

グローバルに拠点があったため、多言語を使用済みでした。知らないメンバもいたため使い方を説明したのと、モバイルはプラグインを要するため、その方法を解説しました。

Performance Best Practicesの抜粋

その環境で必要と思われる点について、ピックアップして解説。

ここは、日本語訳があるため、スキルが十分なメンバばかりであれば、自分で読んでもらうのもありですね。

TimerとBPT

バッチ・ワークフローの実装方法として。

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